石鎚山系には1,000種を越える植物が記録されており、面河渓や石鎚山が最初の発見地となった植物が30種以上もあります。森林の垂直分布と合わせて一部を写真で紹介しています。精巧な作りの植物模型は必見。
高山性植物のレプリカ
石鎚山系では非常に希少なニホンカモシカやモモンガ、ヤマネの他に、博物館周辺でも見ることのできるイノシシ、ムササビ、アナグマ、タヌキなどの剥製をジオラマで展示しています。
両生類、爬虫類の展示もあります。
石鎚山とその周辺の土台である三波川変成岩類、標高1,500mの土小屋から見つかる植物化石、面河渓の白く美しい花崗岩、天狗岳を形づくる荒々しい凝灰岩などについて、岩石・化石標本を展示し、石鎚山の生い立ちを紹介しています。
石鎚山周辺の晶洞鉱物、水晶
石鎚山系には3,000種を超す昆虫類が生息しています。その中にはツマジロウラジャノメ、キンスジコガネなど、分布の中心が本州中部山岳地帯より北にある「北方系昆虫」が多く含まれています。その他、クワガタやトンボなど人気の昆虫を標本で展示。
クワガタムシ・コガネムシの展示
ロクロを使ってトチノキやケヤキからお盆やお椀を作っていた職人を木地師といい、面河に入った最初の人ではないかとも言われています。木地製品や道具を写真とともに展示しています。石鎚の山岳信仰、登山の歴史の紹介もあります。
石鎚山登山の歴史年表
縮尺が約100分の1で、石鎚山頂の南面・北面が分かります。北面ではお山開きの様子を紹介。北面・南面の岩場は約1,500万年前の火山の噴火によってできた火成岩で、その柱状節理のすばらしさには定評があります。
二の鎖と三の鎖