ソウシチョウを中心に、愛媛県や石鎚山系などに侵入している外来生物の生息状況について、解説パネルやのはく製、四国自然史科学研究センターにおける外来生物防除の取り組み実績などを展示しました。
春の企画展「ソウシチョウ~四国の外来生物は今~」チラシ [PDFファイル/372KB]
危険生物とされる両生類・爬虫類・昆虫・その他の節足動物のうち、特に身近な種類をテーマに、その暮らしや姿、生態系での役割などを紹介しました。また、野外での事故を未然に防ぐ「予防法」や被害を受けた際の「処置法」など、安全に自然と親しむ際に必要な知識をパネルで分かりやすく解説しました。悪者たちの真実の姿を知り、「正しく知って正しく怖がる」というスタンスで自然と付き合う重要性と彼らをも含めた生物多様性の保全の意義について紹介しました。
第50回特別展「危険生物~悪者たちの真実~」チラシ表 [PDFファイル/82KB]
第50回特別展「危険生物~悪者たちの真実~」チラシ裏 [PDFファイル/208KB]
(1)あぶない講演会「身近な毒ヘビのはなし」
日時:平成28年8月4日(木)18時30分~20時00分
場所:久万高原町産業文化会館研修室
講師:三保 尚志(一般財団法人 日本蛇族学術研究所研究員)
内容:日本蛇族学術研究所で日夜毒ヘビを扱っている研究員に、毒ヘビの飼育や咬傷被害対応に関する話題などを交えながら、身近な毒ヘビであるニホンマムシとヤマカガシについて基礎知識や興味深い生態について解説してもらいました。また、毒ヘビから身を守る方法、被害にあった際の対処法など最新の情報を紹介しました。
参加者数:89人
(2)あぶない講演会「こわいけどおもしろい?マダニのはなし」
日時:平成28年8月18日(木)18時30分~20時00分
場所:久万高原町産業文化会館研修室
講師:山内 健生(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 准教授)
内容:近年、マダニが媒介するウイルス感染症SFTSが日本で確認され、県内でも感染例が複数報告されています。そこでマダニの生態など基礎知識、マダニから身を守る方法、研究の裏話、最新の研究成果などを専門家が紹介しました。
参加者数:77人
(3)学芸員による展示解説「ここだけのあぶない生き物の話」
日時:平成28年7月30日(土)、8月7日(日)、8月21日(日)13時00分~13時30分
場所:面河山岳博物館展示室
講師:山岳博物館学芸員
内容:危険な生き物について展示物を使いながら分かりやすく解説しました。
参加者数:第1回(30名)、第2回(38名)、第3回(47名)
久万高原町在住の秋本栄氏が撮影した大型写真から、石鎚山系の自然景観を紹介しました。展示写真は御来光の滝や墓場尾根の紅葉、山頂から眺めた天の川、霧氷の伊予富士や天狗岳、ツルアジサイの新緑(笹倉湿原)、雲海の石鎚山、ダケカンバの朝焼け、番匠谷の樹氷やアケボノツツジ、重信川中流から見た石鎚山北面、瓶ヶ森と雲海など。
秋の企画展「渓と森と山とー石鎚山の景観を読み解く写真展」チラシ [その他のファイル/503KB]