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令和2年度

ページID:0011115印刷用ページを表示する2021年3月31日更新

春の企画展「カエルとコケ」

期 間/2020年5月12日(火曜日)~7月5日(日曜日)

​コケの基本的な生態やカエルの見分け方などをパネルで解説。野外では、博物館周辺の石碑や柵、駐車場の地面に見られるコケを自然の状態で展示し、館内では久万高原に生息する7種のカエルをコケのテラリウム水槽内で飼育展示しました。

カエルとコケチラシ

令和2年度春の企画展「カエルとコケ」チラシ [PDFファイル/1MB]

 

収蔵資料展「やっぱりムシが好き」

期間:2020年7月23日(木・祝)~8月30日(日曜日)

 1991年に開館した面河山岳博物館。これまでに集めた約 40, 000 点を超す昆虫標本のうち、面河・石鎚を中心に主に愛媛県内で採集した甲虫やカメムシ、トンボ、世界のチョウやバッタなど厳選した8, 000点を展示しました。

 令和2年度収蔵資料展「やっぱりムシが好き」チラシ

令和2年度収蔵資料展「やっぱりムシが好き」チラシ [PDFファイル/348KB]

 

第54回特別展「けものがたり~愛媛の哺乳類おどろきの素顔~

期間:令和2年10月3日(土曜日)~11月29日(日曜日)
※休館日は毎週月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日 (11月2日,4は臨時開館)

これまでに愛媛県では53種もの陸生哺乳類が記録されています。その中にはニホンカワウソやツキノワグマなど長年、正確な生息記録がなく絶滅が危ぶまれている種や、コウモリ類、モグラ類など、その生態を観察すること自体難しい種などが含まれ、研究者でさえも実態を掴みきれていないのが実情です。

 本展ではこれら愛媛の哺乳類について、多数の剥製や骨格標本、生態写真などを展示し、不思議で興味深い生態や最近愛媛で新発見・再発見された研究成果などを分かりやすく解説しました。

令和2年度第54回特別展「けものがたり~愛媛の哺乳類おどろきの素顔~」チラシ表  令和2年度第54回特別展「けものがたり~愛媛の哺乳類おどろきの素顔~」チラシ裏
第54回特別展「けものがたり~愛媛の哺乳類おどろきの素顔~」チラシ表 [PDFファイル/563KB]

第54回特別展「けものがたり~愛媛の哺乳類おどろきの素顔~」チラシ裏 [PDFファイル/518KB]

※開催期間および関連事業は新型コロナウイルス感染拡大状況によって変更あり

●主 催
久万高原町、面河山岳博物館、愛媛新聞社

●観覧料
一般450円(団体400円)、小中学生250円(団体200円)※団体は20名以上
※高齢者(65歳以上)および身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の所持者(介添者1名を含む)は300円(小中学生の場合はその半額)

展示の見どころ​

◎愛媛県絶滅動物ニホンカモシカの再発見
愛媛では過去50年間に確実な生息記録がなかったため2014年に絶滅指定されたニホンカモシカ。近年、県東部から石鎚山系でいくつかの再発見情報が得られています。今回は貴重な生態写真や動画を公開。なぜ、ニホンカモシカが絶滅に至ったのか?再発見の意義とは?愛媛に残る数少ない毛皮標本を元に解説しました。

◎愛媛県での確認は1頭のみ、ヤマコウモリ
過去に県内では正確な記録がなく、その生息が疑問視されていたヤマコウモリ。2015年に西予市で発見された唯一の個体の標本(当館所蔵)を初公開。

◎高山にすむ謎多きシントウトガリネズミ
四国ではごく一部の山地でしか見つかっていない親指ほどのシントウトガリネズミについて、愛媛県産の骨格標本を公開。本種は生きた状態で見つかったことがないため、近似種のトウキョウトガリネズミ、オオアシトガリネズミの動画を展示しました。

◎愛媛にもいたオオカミ
江戸後期から明治初期に松山市北梅本町で捕獲されたとされる絶滅種オオカミの頭骨を展示します。愛媛県には1点しか存在しない貴重な標本です。

◎四国に約20頭、愛媛のツキノワグマの今
絶滅の恐れのある個体群といわれる四国のツキノワグマ。愛媛県では1972年に伊予市(旧中山町)でオスが捕獲されて以降、確実な生息記録が見つかっていません。その保全について考えられるよう、愛媛県最後の個体の剥製展示や、明治から昭和にかけてはの捕獲実績などを紹介しました。

◎愛媛県にいるの?ニホンカワウソ
かつて日本中に生息していたものの、河川改修や乱獲により減少し、愛媛県では1975年以降、国内では1979年以降、正確な記録がありません。絶滅してしまったのか?それともどこかでひっそり生きているのか?その巨体を実感できるよう、貴重な剥製や骨格標本を展示しました。

関連イベント

【展示をより楽しむ・学ぶために~つながる博物館・動物園~】

★四国の哺乳類をテーマとした交流展示とカンバッジラリー★

カンバッジラリー

今回の特別展をより楽しむため、また身近な四国の哺乳類をより深く学んでもらうため、県立とべ動物園、越知町立横倉山自然の森博物館、わんぱーくこうちアニマルランド、高知みらい科学館と協力体制を結び、哺乳類に関する交流展示を実施します。各館園では施設を象徴する在来哺乳類1種(推しホ)について、ミニ展示コーナーを開設。5館園を巡ることでより四国の哺乳類を学ぶことができます。各館園ではオリジナルの哺乳類カンバッジをプレゼントしますので、ぜひコンプリートしてください!500セット限定です。

※カンバッジラリー参加には専用トートバックの購入が必要です


【その他の展示】

・愛媛の哺乳類のうち在来種43種と外来種の一部を剥製で紹介

・名前は知っているのに本当の姿にびっくり!けものたちの意外な素顔をパネルで紹介

・愛媛に定着した外来種の哺乳類たち、アライグマやハクビシンなどについて


【生きたカエルの展示】

・哺乳類のエサになるカエルたち アマガエル、タゴガエル、シュレーゲルアオガエルなど

関連イベント(各イベントとも要申込。3週間前から受付開始)

1.特別講演会「四国の哺乳類を見つめて~カモシカ、アナグマの素顔に迫る~」

○日時:10月16日(金曜日)19時00分~20時15分 

○場所:久万高原町産業文化会館研修室

○講師:中西安男さん(動物写真家)

【略歴】元わんぱーくこうちアニマルランド飼育担当・学芸員。在職時は四国のニホンカモシカを中心にさまざまな野生動物の撮影や調査に従事。2009年に退職後、野生動物専門の写真家として活動開始(個人事務所「動物写真工房W・P・N」を設立)。

○参加費:200円 

○定員:50名

参加者:37名

○内容:カモシカに魅せられて30年。この間にカモシカの生息環境には大きな変化がありました。四国の自然の魅力と現状をカモシカやアナグマなどの貴重な生態写真とともに紹介します。哺乳類撮影の苦労や野生動物調査の楽しみなど、動物写真家の生態も。


2.タヌキおじさんによるタヌキ講座

○日時:10月24日(土曜日)13時00分~15時00分

○場所:面河山岳博物館

○講師:谷地森秀二さん(越知町立横倉山自然の森博物館学芸員)

○参加費:200円 ※ただし、改めて入館料が必要

○定員:15名

参加者:17名

○対象:小学生以上

○内容:タヌキの剥製や毛皮、骨などを使ったタヌキをとことん知り尽くす体験講座


3.ナイトミュージアム~夜の哺乳類の世界にようこそ~(参加者数:35名)​

○日時:11月6日(金曜日)19時00分~21時00分 

場所:面河山岳博物館

○講師:山岳博物館学芸員

○参加費:200円 ※ただし、改めて入館料が必要

○定員:30名

参加者:17名

○対象:小学生以上

○内容:夜の博物館で剥製や動画を使った哺乳類観察


4.特別講演会「あなたの知らない動物園のお仕事」

○日時:11月20日(金曜日)19時00分~21時00分

○場所:久万高原町産業文化会館研修室

○講師:田村千明さん(愛媛県立とべ動物園ボランティアセンター長)

    吉川貴臣さん(高知市立動物園わんぱーくこうちアニマルランド学芸員)

○参加費:200円

○定員:50名

参加者:36名

○内容:現役の動物園キーパーさんによる動物園の仕事の裏側、四国の哺乳類の保全や生態について

新型コロナウイルス感染症拡大防止への取り組み

当館では「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン(公益財団法人日本博物館協会)」等を参考に、以下の対策等を実施した上で、特別展を開催しました。

(1)入場制限

発熱のある方、体調の悪い方などの入館制限や一日の入館者数の人数制限など

(2)マスクの着用

博物館スタッフ、入館者および関連イベント参加者のマスク着用を徹底

(3)手指消毒の徹底

出入口、各フロアへの消毒用アルコール設置とこまめな手洗い推奨

(4)事業の中止、開催期間の短縮

感染拡大状況によっては、開催前および開催期間中に各事業を中止・期間短縮を検討

 

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