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2026年4月
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自主文化事業
歩行とは二つの地点を結ぶほとんど無意識的な移動手段でしかない。しかし思索や儀式や観想と重なることによって、歩くという行為には特殊な領域が形成されている。(…)つまり、歩行という主題は、わたしたちがありふれた行為に賦与している特殊な意味を考えることともいえる。
―レベッカ・ソルニット
歩行とは、単なる移動手段に留まらず、思索や観想と結びつくことで特殊な意味を帯びます。しかし多くの人にとって、歩くことは日常生活の何気ない動作として実践され、目的地への移動という側面以外は、特別気に留められていないかもしれません。
それでは、芸術家たちにとって、歩くという行為はどのような意味を持つのでしょうか。
たとえば、面河渓に魅せられた古茂田公雄、山頂を目指した畦地梅太郎、青木ヶ原樹海を行く斎藤和雄など、描く対象を求めて自然の中を歩いた作家たちがいます。一方、都市もまた、芸術家たちのフィールドとなります。長谷川利行は東京を彷徨い、作家が見つめた街の景色を絵に残しました。丹治日良は、松本竣介が描いた街を実際に歩き、作品と実景の検証を試みました。また、坪内晃幸は道路標示の〔40〕を一定期間撮影し、路上そのものをモチーフとしています。
さらに、歩行には思索や精神活動としての側面も存在します。哲学者・土井虎賀寿は、思考を深めるために近所の山道を散歩したといいます。村山槐多もまた、懊悩する傍らに散歩があったことを日記に書き残しています。
また、同じところをぐるぐるとまわる―巡るという歩き方は、日本人の祈りの行動様式と言われます。四国特有の文化であるお遍路は、祈りの気持ちを歩行に託しているのです。
本展では、当館のコレクションをもとに、芸術家と「歩くこと」の関係性について考えてみたいと思います。
―レベッカ・ソルニット
歩行とは、単なる移動手段に留まらず、思索や観想と結びつくことで特殊な意味を帯びます。しかし多くの人にとって、歩くことは日常生活の何気ない動作として実践され、目的地への移動という側面以外は、特別気に留められていないかもしれません。
それでは、芸術家たちにとって、歩くという行為はどのような意味を持つのでしょうか。
たとえば、面河渓に魅せられた古茂田公雄、山頂を目指した畦地梅太郎、青木ヶ原樹海を行く斎藤和雄など、描く対象を求めて自然の中を歩いた作家たちがいます。一方、都市もまた、芸術家たちのフィールドとなります。長谷川利行は東京を彷徨い、作家が見つめた街の景色を絵に残しました。丹治日良は、松本竣介が描いた街を実際に歩き、作品と実景の検証を試みました。また、坪内晃幸は道路標示の〔40〕を一定期間撮影し、路上そのものをモチーフとしています。
さらに、歩行には思索や精神活動としての側面も存在します。哲学者・土井虎賀寿は、思考を深めるために近所の山道を散歩したといいます。村山槐多もまた、懊悩する傍らに散歩があったことを日記に書き残しています。
また、同じところをぐるぐるとまわる―巡るという歩き方は、日本人の祈りの行動様式と言われます。四国特有の文化であるお遍路は、祈りの気持ちを歩行に託しているのです。
本展では、当館のコレクションをもとに、芸術家と「歩くこと」の関係性について考えてみたいと思います。

- 2025年12月20日(土曜日)から 2026年4月19日(日曜日)

- 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

- 町立久万美術館
観光祭り
第12回くままちひなまつり開催のお知らせ
久万町商店街の店舗や民家の軒先に、町内外の方から寄贈していただいた「ひな人形」を展示します。
メイン会場のあけぼの座には、ひな人形ピラミッドをはじめ、約2,000体を豪華に飾り付けています。
久万高原町の春を象徴するイベント、くままちひなまつりをぜひお楽しみください。
メイン会場のあけぼの座には、ひな人形ピラミッドをはじめ、約2,000体を豪華に飾り付けています。
久万高原町の春を象徴するイベント、くままちひなまつりをぜひお楽しみください。

- 2026年2月22日(日曜日)から 2026年4月5日(日曜日)

- 久万町商店街 あけぼの座
自主文化事業観光その他の催し
愛媛県内の田んぼでみられるカエルの中で、最大級の大きさを誇るトノサマガエル。久万高原町では各地で身近に見られますが、愛媛県全体、そして全国的にも生息環境の変化によって生息域が減少し、絶滅危惧種に選定されています。
今回の企画展では、久万高原町の米作りと関わりの深いトノサマガエルの「いま」に迫ります。いつ頃から減り始めていったのか、なぜ久万高原町では現在でも身近に見られるのかなど、標本や写真、動画を用いて紹介します。
今回の企画展では、久万高原町の米作りと関わりの深いトノサマガエルの「いま」に迫ります。いつ頃から減り始めていったのか、なぜ久万高原町では現在でも身近に見られるのかなど、標本や写真、動画を用いて紹介します。

- 2026年4月25日(土曜日)から 2026年6月21日(日曜日)

- 令和8年4月25日(土曜日)~6月21日(日曜日)
※休館日は毎週月曜日(5月4日は開館)、4月30日(木曜日)、5月7日(木曜日)

- 面河山岳博物館
自主文化事業
町立久万美術館は、開館以来「新たな価値の創造」を軸に、社会や地域の変化、来館者との関係に応じて、展覧会のあり方を柔軟に更新してきました。美術館は固定された価値を提示する場ではなく、時代のなかで物事の意味や価値を問い直し、新たな関係性を生み出す場であるという姿勢は、近年ますます重要性を増しています。
今回テーマとする「流動」とは、価値や表現が固定されたものとして存在するのではなく、人や社会、環境との関係のなかで変化し続ける状態を指します。こうした視点のもと、当館では近年、「福祉」「時間性」「自然との関係性」といったテーマを、アートの視点から捉え直す試みを重ねてきました。
本展では、愛媛大学教育学部で絵画を指導する屋宜久美子を迎え、制作と教育の双方の実践を通して、アートが社会との関係のなかで「流動」していくあり方を探ります。美術教育の場の減少や生涯学習の重要性が指摘される現在、アートが社会のなかで果たしうる役割を改めて考える機会とします。
今回テーマとする「流動」とは、価値や表現が固定されたものとして存在するのではなく、人や社会、環境との関係のなかで変化し続ける状態を指します。こうした視点のもと、当館では近年、「福祉」「時間性」「自然との関係性」といったテーマを、アートの視点から捉え直す試みを重ねてきました。
本展では、愛媛大学教育学部で絵画を指導する屋宜久美子を迎え、制作と教育の双方の実践を通して、アートが社会との関係のなかで「流動」していくあり方を探ります。美術教育の場の減少や生涯学習の重要性が指摘される現在、アートが社会のなかで果たしうる役割を改めて考える機会とします。

- 2026年4月26日(日曜日)から 2026年9月3日(木曜日)

- 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

- 町立久万美術館

今回の企画では、イタドリを中心とした春の野草の利用法について聞き取り調査し、参加者で共有します。また、久万美術館の庭園にて春の植物観察をしながら、山菜探しにもチャレンジします。お昼ご飯ではイタドリ料理やタラの芽の天ぷらを作りますのでお楽しみに!!