※新型コロナウイルス感染防止対策のため、マスクの着用、手指の消毒、検温にご協力ください。
※展覧会の会期は、新型コロナウイルスの影響により変更になる可能性があります。
※ただいま「村山槐多《裸婦》」は、巡回展への貸出のため、展示しておりません。
ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。
久万美の主軸コレクションである井部コレクションの大きな特徴の一つに、「夭折の画家たち」というキーワードがあげられます。狷介なまでに独自の画法を開拓するがあまり短い生涯を遂げた画家たち。その代表的な作家が22歳という若さでこの世を去った、村山槐多と言えるでしょう。村山槐多は従兄で画家の山本鼎から、「小生は槐多の芸術的の天性を愛惜して居ます、……もし、発達すれば、小生などは、とてもかないさうもない位なものになるかも知れないと思われる」と評されました。久万美所蔵の《裸婦》や《芍薬》は、槐多が18歳頃の作品。さらに本展では、槐多が12歳頃に、『日本少年』に寄稿した詩や作文も展示します。槐多の早熟な芸術性を感じ取ることができます。
一方で、吉田蔵澤などの日本画家の多くは、画業の晩年に自身の技法を見出した姿が目立ちます。墨の濃淡だけで幽雅な自然や哲学、文学の世界を表現することは容易ではありません。
井部コレクションのなかには、浅井忠や三輪田米山など、一作家を年代別に作品蒐集を行った形跡が見受けられます。作家の年代ごとに作品と向き合うことで、老熟する作品の魅力に気づかされるはずです。それは、作家の画業を見つめることに他なりません。ぜひご自身の年齢と重ね合わせて、作品と対峙してみてください。
◎句になる絵画
『俳句の缶づめ』(有限会社マルコボ.コム発行)表紙に選出された久万美所蔵作品と学芸員が選句した俳句を一挙公開!
◎久万美所蔵の民藝作品を一挙公開!
河村元泰コレクションの河井寛次郎や浜田庄司など、民藝に関する作品を展示。また今年度新収蔵した工藤省治作品もご覧いただけます。
●新春吟行会
2023年1月8日(日曜日)
14時30分~、無料(要観覧券)、要電話申し込み
●学芸員解説
2023年1月8日(日曜日)、3月25日(土曜日)、4月22日(土曜日)、5月6日(土曜日)
全日14時30分~、無料(要観覧券)、申し込み不要
2022年12月20日(火曜日)~2023年5月12日(金曜日)
9時30分~17時00分 (入館は16時30分まで)
月曜日 (ただし1月9日は開館)、12月29日(木曜日)~1月3日(火曜日)、1月10日(火曜日)、2月24日(金曜日)、3月22日(水曜日)
一般 | 500(400)円 |
高大生 | 400(320)円 |
小中生 | 300(240)円 |
※( )内は20名以上の団体料金。
※高齢者(65歳以上)、障害者手帳(身体障害者手帳・精神保健福祉手帳・療育手帳など)ご提示の際は半額 。また、障害者手帳ご提示の場合、付添い1名も半額。
JRバス:松山から70分(ほぼ2時間毎、土・日・祝運休あり) 予讃線松山駅から久万高原行「久万中学校前」下車徒歩約10分
車:松山市内から国道33号線で約50分。高知市内から約2時間。 松山自動車道松山ICから国道33号線を高知方面へ約30分、久万中学校前交差点を左折、県道12号線(西条久万線)を0.8km東進、右側。
駐車場45台(無料)
町立久万美術館
Tel:0892-21-2881