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コレクション展24年度1回目

印刷用ページを表示する2017年10月19日更新

過去のコレクション展一覧

 

H24久万美コレクション展1

野間仁根の「幻」

野間仁根の「幻」の画像

趣旨

動物や昆虫たちが愛らしく楽器を奏でるかと思えば、星座の世界の登場人物や空想上の妖精たちが語り合う。夢のような脈絡のない戯れ、あるいは真昼の太陽の元、一瞬目眩(めまい)を覚えたかのような白昼夢――光に満ち時に闇に包まれる、野間仁根はそんな「幻」の世界を私たちにつきつけます。

さらには、絵画の中にしばしば絵筆を握る画家らしき人物が登場し、絵の中で新たな世界が生み出され続けるような、終わることのない想像力の世界を予感させます。

愛媛を代表する洋画家の一人・野間仁根(のま・ひとね/1901-79)は、郷里の瀬戸内をのびやかに描いた明るい風景画で知られていますが、ユーモラスで「幻」想的な絵画も数多く残しています。大胆な筆遣いで自由に表現された野間の「幻」を観ることによって、絵画を通してこの世の裂け目に触れることができるようにさえ感じられます。その体験は、ロジカルな世界に生きる私たちにとって、魂の安らぎであるのかもしれません。

出品16点

野間仁根(Noma Hitone/1901-79)

愛媛県越智郡津倉村(現・今治市吉海町)生まれ。1919年(大正8)上京し、翌年、川端画学校に学んだのち、東京美術学校西洋画科に入学。在学中から中央美術展、光風会展、二科展に出品し、25年に卒業。28年(昭和3)、《夜の床》が二科展で樗牛賞、翌年《ぜ ふうるむうん》で二科賞を受賞し、33年二科会会員となる。坪田譲治、井伏鱒二らの新聞連載小説の挿絵を担当。第二次世界大戦後は55年(昭和30)に二科会を退会して同志と一陽会を結成した。

その他の展示

洋画では、井部コレクションの真髄である村山槐多や萬鉄五郎らの作品を展示します。その他、近世から近代にかけての砥部焼などを展示します。

会期

2012年6月9日(土曜日)~8月29日(水曜日)