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心肺蘇生法の手順

印刷用ページを表示する掲載日:2017年10月19日更新

救命に必要な応急手当

知っておきたい救命手当て(AEDを使用した心肺蘇生法)
・・・大切な命!みんなで守りましょう・・・

心肺蘇生法の手順

1.反応(意識)を確認をする

傷病者の耳元で「大丈夫ですか」または「もしもし」と大声で呼びかけながら、肩を軽くたたき、反応があるかないかをみます。

  • 呼びかけなどに対して目をあけたり、何らかの返答または目的のある仕草がなければ「反応なし」と判断して下さい
  • けいれんのような全身がひきつるような動きは「反応なし」と判断します。 
  • 反応があれば傷病者の訴えを聞き、必要な応急手当を行います。

反応(意識)を確認の画像

2.助けを呼ぶ(協力者を呼ぶ、救急車・AEDの手配)

反応がなければ、大きな声で「誰か来て!人が倒れています!」と助けを求めます。
 協力者が来たら、「あなたは119番へ通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に依頼します。

  • 協力者が誰もいなければ、まず自分で119番 通報をしてください。また、すぐ近くにAEDがあることがわかっている場合にはAEDを取りに行ってください。

助けを呼ぶの画像

3.呼吸の確認

 傷病者が「普段どおりの呼吸」をしているかどうかを確認します。
傷病者のそばに座り、10秒以内で傷病者の胸や腹部の上がり下がりを見て、普段どおりの呼吸をしているか判断します。
次のいずれかの場合は、「正常な呼吸(普段どおりの息)なし」と判断します。

  • 胸や腹部の動きがない場合。
  • 10秒間確認しても呼吸の状態がよくわからない場合。
  • しゃくりあげるような、途切れ途切れに起きる呼吸がみられる場合。

※心停止が起こった直後には、しゃくりあげるような、途切れ途切れに起きる呼吸がみられることがあります。この呼吸を「死戦期呼吸(あえぎ呼吸)」といいます。これは正常な呼吸ではありません!

呼吸の確認の画像

4.胸骨圧迫

傷病者に普段どおりの呼吸がないと判断したら、ただちに胸骨圧迫を開始し、全身に血液を送ります。

  •  胸の真ん中を重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。
  •  胸の真ん中に片方の手の付け根を置きます。
  •  他方の手をその手の上に重ねます。両手の指を互いに組むと、より力が集中します。
  •  肘をまっすぐに伸ばして手の付け根の部分に体重をかけ、傷病者の胸が少なくとも5cm沈むほど強く圧迫します。
  • 1分間に100~120回の速いテンポで連続して絶え間なく圧迫します。
  • 圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めるとき)は、胸がしっかり戻るまで十分に力を抜きます。

胸骨圧迫の画像

5.人工呼吸

30回の胸骨圧迫終了後、口対口人工呼吸により息を吹き込みます。 
気道確保:傷病者の喉の奥を広げて空気を肺に通しやすくします。片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(骨のある硬い部分)に当てて、頭を後ろにのけぞらせ(頭部後屈)、あご先を上げます(あご先挙上)人工呼吸:気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差し指で傷病者の鼻をつまみます。
口を大きく開けて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして息を約1秒かけて吹き込みます。傷病者の胸が持ち上がるのを確認します。
いったん口を離し、同じ要領でもう1回吹き込みます。

  • 2回の吹き込みで、いずれも胸が上がるのが 理想ですが、もし、胸が上がらない場合でも吹き込みは2回までとし、すぐに胸骨圧迫に進みます。
  • 人工呼吸をしている間は胸骨圧迫が中断しますがその中断時間はできるだけ短くなるようにしてください。
  •  感染防護具を持っていると役立ちます。(携帯できる簡易型の人工呼吸用マスク、一方向弁付きの感染防止用シート)
  •  傷病者の顔面や口から出血している場合や口と口を直接接触させて口対口人工呼吸を行うことがためらわれる場合には、人工呼吸を省略し、胸骨圧迫のみを続けます。

人工呼吸の画像

6.心肺蘇生法の実施

胸骨圧迫を30回連続して行った後に、人工呼吸を2回行います。
この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30:2のサイクル)を、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。

  • 疲れるので、もし、救助者が2人以上いる場合は、1~2分間程度を目安に交代して、絶え間なく続けることが大切です。
  • 心肺蘇生法を中止するのは、心肺蘇生法を続けるうちに傷病者が目を開けたり、普段 どおりの息をし始めた場合です。(救急隊が到着してもあわてて中止せずに、救急隊の指示に従ってください。)

回復体位

  • 反応はないが正常な呼吸(普段どおりの息)をしている場合は、気道の確保を続けて救急隊の到着を待ちます。吐物等による窒息の危険があるか、やむを得ず傷病者のそばを離れるときには、傷病者を回復体位にします。
  • 下あごを前に出し、上側の手の甲に傷病者の顔をのせる。さらに、上側の膝を約90度曲げて傷病者が後ろに倒れないようにします。

回復体位の画像

AEDが到着したら・・・

心肺蘇生を行っている途中で、AEDが届いたらすぐにAEDを使う準備を始めます。
AEDにはいくつかの種類がありますが、どの機種も同じ手順で使えるように設計されています。
AEDは電源が入ると音声メッセージと点滅するランプで、あなたが実施すべきことを指示してくれますので、落ち着いてそれに従ってください。
可能であれば、AEDの準備中も心肺蘇生を続けて下さい。

7.AEDの準備

AEDを傷病者の近くに置きます。ケースから本体を取り出します。
AEDのふたを開け、電源ボタンを押します。(ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります)
電源を入れたら、以降は音声メッセージと点滅するランプに従って操作します。

電極パッドを貼ります。
傷病者の衣服を取り除き、胸をはだけます。
電極パッドの袋を開封し、電極パッドをシールからはがし、粘着面を傷病者の胸の肌にしっかりと貼り付けます。
機種によっては電極パッドのケーブルをAED本体の差込口(点滅している)に入れるものがあります。

  • 電極パッドは、胸の右上(鎖骨の下)および胸の左下側(脇の5~8cm下)の位置に貼り付けます(貼り付ける位置は電極パッドに絵で表示されていますので、それに従ってください)。
  • 電極パッドを貼り付ける際にも、可能であれば胸骨圧迫を継続してください。
  • 電極パッドは、肌との間にすき間を作らないよう、しっかりと貼り付けます。アクセサリーなどの上から貼らないように注意します。

AEDの準備の画像1AEDの準備の画像2

8.心電図を解析します。

電極パッドを貼り付けると「体に触れないでください」などと音声メッセージが流れ、自動的に心電図の解析が始ります。このとき、「みなさん、離れて!!」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認します。
一部の機種には、心電図の解析を始めるために、音声メッセージに従って解析ボタンを押すことが必要なものがあります。「ショックは不要です」などの音声メッセージが流れた場合は、ただちに胸骨圧迫を再開します。

心電図を解析の画像

9.除細動(電気ショック)の指示がでたら除細動を行います。

AEDが電気ショックを加える必要があると判断すると「ショックが必要です」などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始ります。充電には数秒かかります。
充電が完了すると、「ショックボタンを押してください」などの音声メッセージが出て、ショックボタンが点灯し、充電完了の連続音が出ます。
充電が完了したら、「ショックを行います。みなさん離れて!!」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認し、ショックボタンを押します。

  • ショックボタンを押す際は、必ず自分が傷病者から離れ、誰も傷病者に触れていないことを確認します。
  • 電気ショックが加わると、傷病者の腕や全身の筋肉が一瞬けいれんしたようにビクッと動きます。

除細動(電気ショック)の指示がでたら除細動 を行いますの画像

10.心肺蘇生法の再開

電気ショックが完了すると「ただちに胸骨圧迫を開始してください」などの音声メッセージが流れますので、これに従って、ただちに胸骨圧迫を再開します。

  • AEDを使用する場合でも、AEDによる心電図の解析や電気ショックなど、やむを得ない場合を除いて、胸骨圧迫の中断をできるだけ短くすることが大切です。

心肺蘇生法の再開の画像

11.AEDの手順と心肺蘇生法のくりかえし

心肺蘇生を再開して2分ほど経ったら、再び、AEDが自動的に心電図の解析を行います。音声メッセージに従って傷病者から手を離し、周りの人も、傷病者から離れます。

以後は、<8.心電図解析、9.電気ショック、10.心肺蘇生法の再開>の手順を、約2分間おきに繰り返します。
※処置が早ければ救急隊が到着する前に回復することもあり!!

12.到着した救急隊員に状況を伝えます。

傷病者の倒れていた状況、実施した応急手当、AEDによる電気ショックの回数などをできるだけ伝えます。
AEDのパッドは、はがさずに電源も入れたままにしておきます。

大切な命を救うためには、その場に居合わせた(あなた)が心肺蘇生法を行うことが最も大切です!