史跡上黒岩岩陰遺跡保存活用計画策定事業
国指定史跡「上黒岩岩陰遺跡」付近は、標高400メートルほどで、遺跡は東北面に高さ約20メートルの石灰岩の切り立つ断崖を背負う、西南に切り開いた岩陰遺跡で、昭和36年に発見され14層までの堆積層序を確認し、第4層から第9層までに縄文時代草創期及び早期の遺物が層位的に発見された。貴重なものは、約14500年前と推定される線刻された女性像である石偶(緑泥片岩川原石)や隆起線文土器、有舌尖頭器、礫器などのほか、大型ニホンザルなどの骨、多量の人骨も発見された。
昭和46年5月27日
平成29年4月1日~令和元年12月28日
総事業費 4,400,000円
久万高原町
本事業は、国指定史跡「上黒岩岩陰遺跡」の適切な保存活用を図るための計画を策定するものである。
上黒岩岩陰遺跡保存活用計画策定委員会の開催及び保存活用計画の策定