レジ袋有料化について
レジ袋有料化について
みなさんは、買い物の時、マイバッグやマイかごを使っていますか?
令和2年7月1日から、原則、国内のすべてのお店でプラスチック製買い物袋(いわゆるレジ袋)が有料化されます。
普段何気なくレジ袋を受け取っている方は、それが本当に必要かを考えていただき、一人ひとりが環境にやさしい取り組みを実践していきましょう。
レジ袋有料化の背景
プラスチックは非常に便利な存在です。成形しやすく、軽くて丈夫で密閉性も高いため、製品の軽量化や食品ロスの削減など、あらゆる分野で私たちの生活に貢献しています。しかしその一方で、世界では毎年800万トンものプラスチックごみが海へ流れ出ており、このまま何の対策もとらなければ、2050年には海に生息する魚の量をプラスチックごみの量が上回ってしまうと予測され問題視されています。
この問題の解決に向けて、海外では、レジ袋を有料化したり禁止したりしている国が既に60カ国以上あります。日本でも、企業による自主的なレジ袋有料化や自治体によるマイバッグ普及活動などの取り組みが行われてきましたが、ここ数年は国内のレジ袋の使用量がほぼ横ばい状態となり、削減が思うように進みませんでした。
そこで、政府は、この状況を改善するために、2019年5月に「プラスチック資源循環戦略」を制定し、重点戦略の取り組みとして「レジ袋有料義務化」を通じた消費者のライフスタイル変革を促すこととなりました。その後、2019年12月に容器包装リサイクル法に基づく省令改正、2020年7月1日からレジ袋を有料化することとなりました。
レジ袋有料化の目的
- 外出の際は繰り返し使えるマイバッグを携帯するというライフスタイルに変化させる。
- レジ袋の受け取りを断り、不必要なワンウェイプラスチック(一度利用しただけで捨てられてしまうプラスチック)の削減。
を行うことで、海洋プラスチックごみ問題をはじめとする環境問題の解決を目的としています。
※ 2030年までに、ワンウェイプラスチックを累積25%排出抑制することも数値目標として掲げています。
レジ袋有料化の詳細
プラスチック製買物袋の有料化が2020年7月1日よりスタートします。(経済産業省)<外部リンク>