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久万美術館の展覧会(コレクション展)

村山槐多、萬鉄五郎、長谷川利行ら、大正・昭和初期に光彩を放った画家たち。彼らの絵画を軸に、日本近代洋画、現代彫刻、近世〜近代の伊予の書画、 砥部焼を中心にした陶磁器など館蔵品約920点の中から毎回テーマを決めてコレクション展を開催しています。

■現在のコレクション展
【H29久万美コレクション展U】
 画家の「最期」と「最後」
H29コレクション展U

■趣 旨
絶筆と呼ばれる「最期」の作品。それは、画家の一生を締めくくるばかりでなく、画家の生死に迫る手掛かりになります。古茂田守介(1918−1960)の《芦ノ湖》(1960年制作)は、42歳という短い生涯を喘息で閉じる前、最後に行った写生旅行で描かれた作品で、守介の絶筆とされています。単純化された山々のフォルム、モノクロームの色調。そんな静謐さから、絶筆のもつ意味、死生観へと想いを巡らせても不思議ではありません。
画家が「最期」に描いた作品ではなく、描かれた人物、モデルが「最期」を迎えているというケースも多くあります。萬鉄五郎(1885−1927)の《T子像》(1926年制作)は、病魔と闘う我が子がモデルです。木下晋(1947−)《流浪U》(1986年制作)は、実母に迫りくる死をリアルに描き上げています。これらの作品には描かれた人物の生涯、運命、生死はもちろん、画家自身の死生観も内包されているに違いありません。
村山槐多(1896−1919)や長谷川利行(1891−1940)のように、夭折した画家たちにとっては、短い生涯が画業の「最後」でした。晩年と区分されるような時期はありません。自らの人生と格闘しながら、独自の表現を追求しています。彼らの画業は、最初から、死と隣り合わせていたのです。

■その他の展示
洋画では、日本の近代洋画を代表する高橋由一や黒田清輝らの作品、さらに大正・昭和初期の前衛画家・村山槐多や岸田劉生、萬鉄五郎らの作品を展示します。また、伊予にゆかりの書画や砥部焼を中心とした伊予のやきものもご覧いただけます。

■会 期
2017年12月2日(土)〜2018年4月15日(日)


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